伝統

能舞台には必ず松が描かれた背面があります。
これは鏡板(かがみいた)といい、奈良の春日大社の老松がモデルとされています。
その昔、春日の大神明がその松に降りてきて疫病退散の舞をまったそうです。
舞台に描かれているのは鏡に映った松で、あくまで演者の正面に松がある訳ですから鏡板というそうです。
なんだか松が神々しく見えてきます。

日本橋にある伝統芸能を楽しむレストランにて  この日は金春流山井綱雄氏。

十数年前に小杉造園で推定樹齢300年の大赤松を東京広尾に移植しました。
ちょうど今、その大赤松の選定・支柱交換作業をしています。
往古来今存在する樹木、神々が宿っているかは分かりませんが、
老木になっても生き生きしている姿を見にすると、ちょっと幸せを感じます。職業柄でしょうか?
私たち植木屋はそんな街中の植木にほんの少しだけお手伝いをさせて頂いています。


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