伝統


能舞台には必ず松が描かれた背面があります。
これは鏡板(かがみいた)といい、奈良の春日大社の老松がモデルとされています。
その昔、春日の大神明がその松に降りてきて疫病退散の舞をまったそうです。
舞台に描かれているのは鏡に映った松で、あくまで演者の正面に松がある訳ですから鏡板というそうです。
なんだか松が神々しく見えてきます。

日本橋にある伝統芸能を楽しむレストランにて  この日は金春流山井綱雄氏。

十数年前に小杉造園で推定樹齢300年の大赤松を東京広尾に移植しました。
ちょうど今、その大赤松の選定・支柱交換作業をしています。
往古来今存在する樹木、神々が宿っているかは分かりませんが、
老木になっても生き生きしている姿を見にすると、ちょっと幸せを感じます。職業柄でしょうか?
私たち植木屋はそんな街中の植木にほんの少しだけお手伝いをさせて頂いています。

トチノキ倒れる


この間のチャーミー(台風24号)の風すごかったですね。

あちこちで枝折れ、倒木、斜めになってしまった木がありました。

大きな木も倒れたり、生垣も斜めになってしまったりと、翌日は対応に追われ、取り急ぎの応急処置復旧にあたっておりました。

そんな中、先日とあるお客様の作業となり、現地行ってみると、台風前にはあった樹が無くなっておりました。

聞くと、今回の台風で倒木したとのことでした。

弱ってはいたものの、結構しっかりした樹だと思ったんですが、結構太い樹でウロもなかったようですし、やはりすごい風だったんだと思います。

最近の風は侮れません。結構大丈夫かなと思われる樹木もちょっと気になるようになりました。

ノシバとコウライシバ


連日台風による被害が報道されておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

弊社でも倒木発生等のご連絡を多数頂いており、順次対応をさせて頂いております。

まだお伺いできていないお客様にはご不便をおかけしますが、今しばらくお待ち頂ければと思います。

さて、先日お客様のお庭の芝生を拝見したのですが、おや、と思ったので撮影してまいりました。

少し雑草が混ざっていますが、手前がコウライシバで奥がノシバです。当初はノシバだったところにコウライシバを張られたとのこと。

こうして比較してみると違いが分かって面白いですね。ノシバは強健ですが、コウライシバの方が美しい芝生になります。

草種を選ばれる際のご参考になればと思います。

倒木


先日発生した地震の前日に台風21号が北海道に爪痕を残しました。

実家近くでも道路沿いの高木が無数に倒れ、その被害はかなり甚大でしたが、幸い倒木による被害はなかったようです。

一般的に、針葉樹は根が浅く張るため倒木しやすいと聞きますが、少なくとも実家周辺で倒木した樹木は主にエルムの木(ハルニレ)が多いようです。

樹高が30m近くになることもある樹木なので、強風の影響を受けやすかったのかもしれませんね。

千代蔵桜


先月のお盆休みに長野の実家に遊びに行ってきました。実家は南信の下伊那郡の方なので、もともと夏も暑い方だったのですが、例年にも増して東京なみの強い日差しと暑さでございました。

閑話休題、実家の近くを散歩していましたら、とある神社の境内に大きなサクラがあるのに気付きました。

それが、こちらです。

その名は千代蔵桜(ちよぞうざくら)、樹高のほうは16m程で幹回りは4.3m程、品種はエドヒガンで推定樹齢は200年とそばの立札には記してありました。

上部の方には、少し枯枝らしきものも見受けられましたが、全体的には元気で枝ぶりもなかなかでございました。機会が合えば、今度は四月の花が咲いているときに伺いたいものです。