マツの葉ふるい病


先日、マツの保全研修会に参加してきました。

しっかりと手入れされたマツは美しく、特に日本庭園には欠かせない樹木です。ただ、美しく保つためには非常に手のかかる樹木でもあります。

病害の発生も少なくないため、適切な管理を行う必要があります。マツと言えば松枯れ(マツ材線虫病)が有名ですが、それ以外にも褐斑葉枯病、赤斑葉枯病、葉ふるい病等がみられます。

写真のマツは葉ふるい病と言われる病害で、カスリ状の病斑がみられます。

葉全体が褐変してふるい落ちてしまう病害ですが、一般的には栄養不足が主因と言わ

れています。そのため、肥料を与えるだけで回復することがあります。

とはいえ、マツを適切に管理するためには菌根菌を活かす必要があり、過度な施肥は禁物です。マツの管理には専門的な知識が必要になります。お困りの場合は、弊社にご相談下さい。

門松のしきたり


写真の門松、毎年お正月に特別な飾り付けを生産者の方にお願いしている門松なんです。
ところでみなさん!門松の正式な形状や置き方ってご存知ですか?
とてもいろんなしきたりがあるんです。
形状や使用する材料にもそれぞれ意味やご先祖さまから受け継がれている深い思い入れがあるようです。
時代や地域、家々によってもそのしきたりはとても多岐にわたっているようで、学術的な文献でもある程度まとめているものがあり、なかでも代表的な書籍を生産者さんから教わりましたのでここに紹介しておきます。
絶版になっているようですが、中古でもまだ簡単に手に入るようですので、ご興味のある方は読んでみるのもいいのではないでしょうか。
農学博士、上原敬二著の『樹木の美性と愛護』。
生産者の方曰く、その本にも書いてあるようですが、数あるしきたりの中で、これが正しい作法だとは判定しがたいようです。
形はどうあれ、年の初めにあたって年神様を住まいにお迎えするという気持ちがもっとも大切なのではないかとのことでした。
さあまた新しい一年、気持ちも新たにまたがんばりましょう!!

クリスマスの木


先日、個人邸のお庭に大きなモミノキを植えました。

樹高7メートルもある立派なクリスマスツリーです。

庭への搬入のために、大型クレーンを使いました。

軽々と宙を舞うと、ここぞという場所に着地、枝を広げると、とてもいい感じになりました。

この後、イルミネーションで色鮮やかに飾るそうです。

樹の精密検査


先日都内のとある駅前ビルの巨大ケヤキの樹木診断を行いました。
ビルが建つ前からこの地にあった既存樹で、駅前のコンクリートジャングルの中で一際緑の異彩を放つ立派なケヤキたちでした。
その他、何本ものケヤキやクスノキ、シラカシ等の既存樹で駅前の大きなビルにも負けない存在感があります。
ただかなりの老木もあり、外観からしても各所に腐りが見て取れて、巨体を十分ささえる強度が保てているか微妙な木がありました。
オーナー様からは、地域の方の愛着もありできるだけ伐採は避けたいとのご要望も承りましたので、精密検査をお勧めしました。


人間に例えると、人間ドックのMRIのような感じで、専用の機材を使うことで樹木の幹の気になる箇所の断面図を取ることができます。


街路樹では断面の50%以上に腐朽があると安全の観点から伐採が検討されるようです。
検査結果はこれからですが、都会の貴重な自然ですから安全が確保できるようでしたらできるだけ残していきたいですね。

監視員!?


今年は梅雨時期に降雨が少なく、樹木への影響を心配しておりましたが、梅雨明け後は晴天が少なく、どんより天気でジメジメした夏が続いており、今までの四季のある温暖気候とは年々少しずつ変化してきているように感じております。

さて先日、とあるお客様の植木のお手入れを実施しておりますと、後方に強い刺さるような視線を感じました!!
これはお客様が手入れ状況を見ていられるのだと思い、より一層の緊張感を持って仕事を実施しておりました。
ある程度の所でお客様の表情を見てみようと思い振り返ると・・・

エッッッッッッ!?まさかっ・・・!?

そこにはお客様はおられず、塀の上で私の仕事姿をじっと眺めているネコの姿がございました。

少し気恥ずかしい気分になりましたが、ネコにも満足してもらえるように仕事を続け、お客様にも満足して頂けました!!

エコグローブの効果


雑草に手間取る時期になりました。取ってもとっても出てくる雑草、本当に大変です。

雑草防止策に、防草シートなどもありますが、砂利とセットでないと、見ばえが良く無かったり、剥がれてきたりと、また砂利とセットだと金額が高くなったりしますよね。

一石二鳥ではございませんが、剥がれることなく、比較的長い期間防草できるエコグローブを最近ではご紹介しております。

施工方法はシャワー工法と練り工法があるのですが、シャワー工法は施工が楽ですが、練りよりも劣化が早いデメリットがあります。練り工法は、比較的丈夫ではありますが、施工に少し手間が掛かるため価格が高くなります。もしご興味が湧かれることがありましたら、是非お問い合わせください。

切株


大きなケヤキが枯れてしまい、3月に伐採を致しました。

ひと休み用の荷物置きなどと考えて、切株を残しておきました。

先日、近くを通り見てみると、ちょうど休憩中の子供連れの方がおられ

思ったような、使い方をさせており、残して良かったなぁと思いました。

落葉のリサイクル


昨年より、都内のあるオフィスビルで、回収した落葉をビル施設内で堆肥化する取り組みをはじめました。

生活の場に近いこともあり、大きな堆肥場は設けられないため、堆肥化バッグを導入しました。

このようなバッグでも1年積むとしっかりとした腐葉土ができます。

できあがった腐葉土は、施設内の樹木周りに施用して利用しています。

施設内で物質循環が成り立っており、ゴミ削減だけでなく、樹木にも優しいという優れものです。

枝を入れると堆肥化が遅くなってしまうため、現在は落葉のみを堆肥化していますが、それでも十分な成果があると感じています。

今回の取り組みは、ゴミの排出量を少しでも減らすために、お客様よりご依頼をいただきました。

同じような事例でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ご相談下さい。

BONSAI


2か月前になりますが、東京都美術館で開催されていた国風盆栽展に行ってきました。

盆栽をじっくり見るのは初めてでしたが、いつも見ている外の樹木とは違い、小さな鉢の中に大きな世界が表現されていました。

盆栽といえば松というイメージでしたが、他にもサツキ、イチイ、カリン、ヒメシャラ、ケヤキなど、いろいろな樹種の作品が展示されていました。

立派な五葉松の立ち上がり

細かい枝で綺麗に形作られたケヤキ

盆栽は毎日細かな管理が必要です。

自然風でありながら、自然のものよりも美しく仕上げられた作品に魅了されました。

いよいよ春の到来


3/5の日曜日、休日を利用して、久しぶりに成城学園前周辺をぶらぶら散歩。きれいになった駅ビルを散策してると、屋上庭園の看板が目につき、足をのばしました。

屋上にしてはしっかりと土も入れられていて、高木類がたくさん植わっていました。
限られた空間で、しかもオシャレな店舗が軒を連ねる同じフロアでの管理とあって、おそらくかなりの剪定頻度で管理されてるように見えました。

近代的な施設と自然との共生は、それなりに管理コストがかけられているんだろうなと、植わっている木々の様子をみて感じました。
とくに雑木林の庭は、落葉樹が、所狭しとすごい密度で植えられていて、お互いに干渉しないようみんなきれいに切り戻されていました。


いろんな事情でそういう管理方法になったんだと思いますが、ちょっと落葉樹らしいやわらかい枝ぶりが見れなくて、少しかわいそうな感じがしました。

緑地の保全には熱心な世田谷区の中でも成城学園前駅周辺は、自然がよく保存されているエリアですが、保存の方法はよくよく考えたいものです。

山茱萸とミモザが、上品に花をつけていました。

都内も徐々に華やいできました。いよいよ春の到来ですね!!

お出かけも楽しい時期になってきました。自分だけのお花見スポットを見つけるのもいいかもしれませんよ~。